NGINX(エンジンエックス)|日本公式サイト

NGINXはF5ファミリーの一員となりました。新体制の詳細はこちらを御覧ください。

グローバルサーバ ロードバランシング(GSLB)とは、複数の地域に配置されたサーバリソースにトラフィックをインテリジェントに分散させることです。サーバは、企業内のデータセンターに設置されている場合もあれば、プライベートクラウドやパブリッククラウドでホストされている場合もあります。

ロードバランシングに関する一般的な情報については、「ハードウェアロードバランサーと比べ、80%のコスト節約」をご覧ください。

多くの企業がサーバリソースを複数の場所に配置する主な理由は、ディザスタリカバリです。最も一般的な構成では、データは1つのアクティブな場所から提供されますが、1つまたは複数のスタンバイ(パッシブ)な場所に複製され、アクティブなサイトに障害が発生した場合にのみ提供されます。この場合のグローバルサーバ ロードバランサーの役割は、アクティブサイトの障害を検知し、リクエストをスタンバイサイトに自動的に振り分けることです。

アクティブ・パッシブ方式を選択する主な理由は、サイト間でデータをリアルタイムに同期させる必要がないことです。アクティブサイトでの変更は、よりシンプルなバッチ方式と安価なアウトオブバンド接続を使用してパッシブサイトに配信することができます。同じコンテンツを提供する複数のアクティブサイトを管理している場合(以下のGSLBの利点のいくつかは、そのような場合にのみ現れます)、サイトをリアルタイムに同期することが重要になります。

グローバルサーバ ロードバランシングのメリットは以下の通りです。

  • 信頼性と可用性 – GSLBは、サーバやネットワークが停止した際に、ウェブサイトの信頼性と可用性を向上させるために使用することができます。例えば、吹雪の後に米国北東部で停電が発生した場合、ロードバランサーはその地域でホストされているリソースから他の地域でホストされているリソースへとトラフィックを誘導することができます。
  • パフォーマンスの向上 – リクエストしたユーザにより近いサーバからコンテンツを配信することで、ネットワークの遅延やネットワークの問題が発生する可能性を最小限に抑えることができます。例えば、オーストラリアのユーザからのリクエストを、ニューヨークのサーバではなく、シドニーのサーバに送ると、パケットの移動距離が片道約1万マイル(16,000km)短くなります。
  • 規制やセキュリティ要件への準拠 – 防衛、通信、ヘルスケアなどの規制の厳しい業界では、グローバルサーバのロードバランシングを利用することで、ネットワークアーキテクトは、政府の規制に準拠した方法でグローバルなユーザベースにサービスを提供することができます。例えば、グローバルサーバ ロードバランサーは、カナダのデータセンターへのリクエストを、カナダのユーザからのリクエストに限り、他の国のユーザには転送しないように設定することができます。
  • ローカライズされたコンテンツの配信 – グローバルサーバのロードバランサーは、ユーザの地理的な位置に関する情報を利用して、ユーザの国の関連性に合わせてカスタマイズされたコンテンツをホストするサーバにリクエストを転送することができ、その国の言語のコンテンツを提供できます。

NGINX Plusはどのように役立ちますか?

NGINX PlusとNGINXは、クラス最高のロードバランシングソリューションであり、Dropbox、Netflix、Zyngaなどの高トラフィックのWebサイトで使用されています。世界中で4.5億以上のWebサイトがNGINX PlusとNGINX Open Sourceを利用しており、迅速かつ確実で安全なコンテンツのデリバリーを実現しています。

グローバルサーバ ロードバランシングを自社で実装することは可能ですが、複数のサイトでデータの同期を保ち、効率的にサイト間のロードバランシングを行うという課題は、決して容易なものではありません。多くの企業は、GSLBソリューションをAkamaiやAmazon Route 53などのマネージドDNSプロバイダーから入手しています。NGINX PlusはGSLB機能を直接提供するものではありませんが、洗練されたロードバランシング アルゴリズムや、サーバヘルスチェック、その他の高度な機能を提供し、グローバルサーバ ロードバランサーがトラフィックを誘導する先となるオンプレミスまたはクラウドデータセンターなど環境に依存しないマルチ環境での使用に最適です。NGINX Plusの特殊なモジュールを使えば、クライアントの位置情報を簡単に取得して、ローカルのロードバランサーの判断に利用することができます。

ソフトウェアロードバランサーであるNGINX Plusは、同様の機能を持つハードウェアベースのソリューションに比べて低価格であるだけでなく、パブリッククラウドやプライベートデータセンターにも導入することができます。一方、クラウドインフラベンダーは一般的に、顧客用または独自のハードウェアロードバランサーをデータセンターに設置することを許可していません。

アプリケーションのロードバランシングにNGINX Plusを活用するメリットについて詳しく知りたい方は、当社EBOOK「ロードバランシングをソフトウェアに切り替える5つの理由」をダウンロードの上、詳細をご覧ください。