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Red HatとNGINX連携の価値・メリットとは?

NGINXは、顧客がテクノロジプロバイダーに何を求めているか、その変化に対し常に細心の注意を払っています。そして私たちは、ソースコードなどの単語に含まれる「コード」という言葉は、コミュニティを構築し、イノベーションを推進し、ビジネスのストーリーを創る、そしてこれらの要素を互いにつなぎ合わせる重要な要素であると考えています。オープンソースの分野を大きく牽引する世界的企業であるRed Hatとの強固な関係に築いていくこと、それはは、私たちにとって非常に大きな意味を持っています。

NGINXは、Red Hatプラットフォームに対する最適化に非常に力を入れて投資しています。我々は、非常によく知られたLinux、自動化、およびコンテナプラットフォームである、Red Hat Enterprise Linux、Red Hat Ansible Automation Platform、およびRed Hat OpenShift Container Platformなどとのシームレスな統合を可能にすることで、お客様のビジネス上における課題を軽減し、促進したいと考えています。

Red HatとNGINXの連携のメリットは何でしょうか? モノリシックなアプリケーションからマイクロサービスに至るまで、あらゆる環境で、安全でスケーラブルなアプリケーション配信が実現できる点があげられます。より優れたモニタリングや、管理、さらには従来のアプリケーションに対し、動作を最大限に速くすること、ハイブリッドな環境での運用を実現すること、自動化を有効にすること、そしてこれらすべてを実現することが可能です。それではこの我々が実現するソリューションの詳細を見ていきましょう。

Red HatとNGINXは、双方の連携によりアプリのより迅速な提供が可能になる6つの製品を提供しています。

Red Hat OpenShiftとNGINX Plus Ingress Controller for Kubernetesで、エンタープライズグレードのKubernetesを実現

コンテナの技術はもはや、最先端のテクノロジーを利用する一部のエンジニアにとっての限られたテクノロジーではなくなり、広く浸透し利用されはじめています。アプリケーションをより速く提供することがビジネスで勝ち抜くための重要な要素となっている今、マイクロサービスを利用してアプリケーションを最新の環境にモダナイズし、コンテナ上に本番環境のワークロードを委ねるケースが多くなっています。しかし主流の技術となりつつあるにもかかわらず、コンテナ利用に関しては未だに、そのセキュリティや利用の複雑さに伴い、リスクやコストの増加への懸念が払拭しきれていません。さらに、Cloud Native Computing Foundation(CNCF)が実施した2019年の調査によると、コンテナの利用活用が、開発チーム内の今までのやり方を変化させるために必要となる要素として最も重要なチャレンジであるという結果が示されています。

これらの課題に対処する一つの方法として、オーダーメイドの環境を採用するのではなく、共通のオープンスタンダードな技術で構成されるコンテナ管理プラットフォームを使用することがあります。Red Hat OpenShiftは、包括的な機能を有する最も優れたエンタープライズKubernetesプラットフォームであり、コンテナ管理に最適なツールとサービスを提供します。また、ユーザはRedHatのフルサポートを受けることができ、同時にマネージドサービスを利用することも可能です。ユーザはRed Hatがユーザのコンテナプラットフォームに対するデザイン、サポート、トラブルシュートを支え、それらのサービスを受けられるという点から、ユーザは大きな安心を得ることができます。

OpenShift と NGINX Plus Ingress Controller for Kubernetes 連携ソリューションについて

セキュリティ、複雑さ、文化的な問題などチームの課題を解決の手助けとなるソリューションです。OpenShift用のNGINX Ingress Operatorを活用すると、デフォルトのOpenShiftルーターと一緒にKubernetes用のNGINX Plus Ingress Controllerを使用できます。我々は(地球上で最も広く展開されているNGINXオープンソースのIngress Controllerからスタートし、新たにコンテナのトラフィック管理だけでなく、エンタープライズ用の機能を豊富に備えたバージョンを提供しています。いくつかのキー入力だけで、開発者はテストの改善を行い、問題のあるコードを本番環境に移す事がなくなり、すぐにアプリケーションの機能とパフォーマンスに関するより良いデータの取得を開始することができます。

ドキュメントGitHubリポジトリを確認し、OpenShift 4.3以降用のNGINX Ingress Operatorを入手してみてください。

Red Hat Ansible Automation PlatformおよびNGINX Controllerの連携で、より速いリリースサイクルが実現

最近では、28%の企業が毎週のようにアプリケーションのリリースを展開しており、また27%は毎日という頻度でアプリケーションのアップデートをリリースしているという事実をご存知でしょうか?消費者が期待するクオリティを維持しながら、このようなスピード感を実現することは、自動化なくして考えることはできません。アプリケーションのライフサイクル管理を自動化する最初のステップは、継続的インテグレーション/継続的デリバリー(CI / CD)ワークフローの作成です。これらのワークフローは通常、手動プロセスでスタートし、少しずつ、人の手を介した作業とコードを入れ替えていきます。その結果、完全に自動化されたCI / CDワークフローやそれがたとえ一部のみの自動化であったとしても、CI/CDワークフローはエラーとダウンタイムを削減し、開発者はアプリケーションのトラブルシューティングではなく、ビジネス価値の創造に集中することができるようになります。

多くの場合、コンフィギュレーション管理、アプリケーションの展開、およびリソースのプロビジョニングが、自動化で最も多く使われる手法です。Red Hat Ansible Automation Platformは、これらの自動化で使われる最もよく知られたソリューションの1つです。Ansibleの学習はそれほど大きな時間を必要としないため、反復的なアプリケーションのライフサイクルタスクをより迅速に自動化することが可能です。さらに、そのエージェントレス設計により、セキュリティが強化されたより効率的なエコシステムを得ることも可能です。

AnsibleとNGINX Controllerの連携

コントロールプレーンのソリューションであるNGINX Controllerの利用で、アプリケーションのデプロイ時間を数か月から数分に短縮することができるようになります。どの様に実現するのでしょうか? Ansible Automation Platformがアプリケーションのワークフローを管理するのと同じように、NGINX ControllerはRed Hat Enterprise Linuxを含む複数の環境で動作するNGINX Plusインスタンスの管理を容易にすることができます。 そして我々はRESTful APIを通じてNGINX環境の自動化を実現し、さらにNGINX Controller用のAnsible Collectionをリリースしました。

このコレクションを使用して、NGINX Controllerを通常のワークフローに追加できるため、開発者は、一時的なAPIトークンの生成、証明書のライフサイクルの管理、Controllerオブジェクト(ゲートウェイ、アプリケーション、コンポーネント)の構成などの作業を自動化することができます。我々はこのコレクションがNGINXとコミュニティの貢献を通じ、時間の経過とともに成長していく出発点になると考えています。ぜひこの機会に本ソリューションについて知り、Ansible Automation Hubの認定コレクションまたはAnsible Galaxyのアップストリームのコミュニティバージョンをチェックしてみてください。 NGINX Controllerをまだ使用したことのない方は、ぜひ一度、無料トライアルをお試しください。

Red Hat Enterprise LinuxとNGINX Plusで、セキュアなモノリシックアプリケーションを実現

多くの企業がアプリケーションの開発やデリバリー手法をモダナイズしようとしていますが、モノリシックなアプリケーションが一夜にしてなくなることはありません。最初からデジタルネイティブでない限り、アプリケーションの一部またはほとんどがおそらくまだモノリシック依存だと考えられます。しかし、レガシーアプリケーションはセキュリティやパフォーマンス面で多くの問題を抱えていることが多いため、適切なタイミングでマイクロサービスに移行し、アプリケーションの迅速な展開を可能にするエコシステムが必要です。

DevOps、NetOps、SecOpsの多くが、Linuxによるエンタープライズシステムへのセキュリティ機能、信頼性、柔軟性を高く評価し、サポートされている言語の数、迅速な更新、カスタマイズ性についても信頼を寄せています。エンタープライズオペレーティングシステムに関しては、Red Hatは何年もの間Red Hat Enterprise Linux(RHEL)でエンタープライズLinuxを牽引しています。Linuxの製品版、パッケージ、サポートバージョンは、強化されたセキュリティ、シンプルさ、および安定性を求める企業にとって非常に魅力的な選択肢です。さらに優れた点として、OpenShiftクラスターを含む任意の場所にデプロイできることや、Red HatのKubernetesプラットフォームのLinuxバックボーンを形成することも可能です。

RHELとNGINX Plus連携のメリット

2つの製品だけでアプリケーションのセキュリティとコンプライアンスのニーズに十分な対応ができるとしたらどうしますか? RHELと並んで、NGINX Plusは、政府、ヘルスケア、ファイナンスなど、セキュリティとコンプライアンスのニーズが高い企業にも最適な製品です。NGINXはプロアクティブな脆弱性パッチを提供しています。たとえば、Webサーバーを悪用しようとするバグが見つかった場合(Heartbleedを覚えていますか?)、パッチを送信するか、構成をプッシュすることにより、エコシステムを安全に保つことが可能です。

NGINX Plusは、すべてのレガシーアプリケーションの認証とSSLの処理が可能なため、セキュリティポリシーを自動化し、データにアクセスできるユーザーを明確に可視化することも可能です。連邦情報処理標準(FIPS)への対応が重要な企業にとっても、NGINX PlusをFIPS準拠の方法で簡単に展開し、FIPS操作が正しく実行されることを確認することができます。

私たちはRHELを重要なプラットフォームと位置づけ、RHELチームと緊密に連携して、NGINX Plusが新しいRHELリリースと同じ日に利用できるように対応しています。 RHELにNGINX Plusをインストールすると、アップグレードは他のRed Hatソフトウェアと同じ手法で行うことができます。つまり、RHEL内でネイティブに更新をダウンロードしてインストールすることができます。これらのソリューションを組み合わせると、高価なインフラストラクチャのロックインを回避しながら、モノリシックアプリケーションを迅速かつ安全に提供することができます。

NGINX Plus技術仕様で現在サポートされているRHELバージョンを確認し、NGINX Plusの30日間の無料トライアル版をぜひ、この機会にお試しください。

セキュアでスケーラブルな、アプリケーション配信のメリットとは

Red HatとNGINXが連携することで、次のような最高のアプリケーションプラットフォームソリューションを得ることができます。